イーグル・アイ
定時退社日となった金曜日、会社を早めに上がって、ＴＯＨＯシネマズ海老名で「イーグル・アイ」。
これは、「ディスタービア」のＤ・Ｊ・カルーソー監督が、再びシャイア・ラブーフと組んで製作したアクションサスペンスです。
双子の兄の突然の訃報を受けた青年ジェリー。
葬儀に出席し、シカゴの自宅に戻ってみると、彼のアパートに大量の武器や機密書類が送られて来ていた。その時、謎の女性の声で「ＦＢＩが突入する。逃げろ」と命令する電話が入るが、何が起きているのか理解できないまま、彼は拘束されてしまう・・・
カルーソー監督の前作、「ディスタービア」は、「裏窓」の現代版でしたが、この映画は「北北西に進路を取れ」に「２００１年宇宙の旅」の要素を取り入れた映画。
これまた「パクリ」と言われるんじゃないかなぁ・・・
監督の製作スタイルだとは思うけど、スピルバーグも製作総指揮で入っているのだから、もう少し慎重にやった方がいいんじゃないでしょうか。
（この人、ちょっと露骨なんです）
ハイテクによる国民監視システムが悪用されたら・・・と言う恐怖は、「エネミー・オブ・アメリカ」でも描かれましたが、それに“コンピューターの叛乱”と言う、いささか手垢のついた感のある（何せ、「２００１年」ネタですよ？）ネタと組み合わせてサスペンスに仕立てる。
怒涛の如く押し寄せるアクションに、サスペンスの盛り上げも上手く、ネタの古さや、設定上の矛盾点をものともせずに映画は見せますが・・・さすがに、これはちと荒唐無稽では、と思わされもしました。
(もっとも、あまリアルにやるのも考え物ですが）
まぁ、その勢いがこの映画のウリであるとは思いますが、名作を下敷きにするだけに、もっとじっくり見せる大人のサスペンスにして欲しかった気も・・・
（１０月２４日 ＴＯＨＯシネマズ海老名にて）
（作品データ）
■監督
Ｄ・Ｊ・カルーソー
■出演
ジェリー・ショー／イーサン・ショー ・・・ シャイア・ラブーフ
レイチェル・ホロマン ・・・ ミシェル・モナハン
（その他のキャスト）
ロザリオ・ドーソン マイケル・チクリス アンソニー・マッキー ビリー・ボブ・ソーントン
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それは、全てを見ている。
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