バイオハザード２　アポカリプス

　月曜日、仕事帰りに会社の同僚に誘われて、「バイオハザード２　アポカリプス」を観て来ました。
　はらは、ホラー系の映画はあまり好きではないのだけれど・・・まぁ、これは大分アクション色が強そうだしね。

　これは、カプコムの人気ゲーム「バイオハザード」の映画版第２作。
　前作が、ゲーム版「バイオハザード」の前日談になる話だったのに対し、これはゲーム版の「３」の後日談になるのかな？

　物語は前作のエンディングから始まります。

　アンブレラ社は、”バイオハザード”以後、封鎖されていた地下施設”ハイブ”の調査を開始。
　しかし、それは新たな”バイオハザード”の引き金を引くことになった。
　数時間後、ラクーンシティには、人や動物をゾンビ化する、Ｔ−ウィルスが蔓延。アンブレラ社は街全体を封鎖してしまう・・・

　その後に起きた混乱で破壊されたラクーンシティに呆然とたたずむアリスが、前作のラストシーンでした。
　今回は、そうして封鎖された街から、アリスが、同様に街に取り残された仲間たちと、どのように街を脱出するか、と言うのが物語の中心となります。

　そうした意味で、ミステリー仕立ての部分もあった前作に対し、今回の物語はかなり単純。
　ある意味、ゲーム的とでも言うのでしょうか。
　「あるものを探し出し、何時までに指定の場所に辿り着くこと」
　と言う課題を与えられた主人公たちが、それをクリアする過程を見せる映画になっています。

　物語が単純な分、見せ場は映像とアクション。
　舞台が、地下施設”ハイブ”に限られた前作に対し、ラクーンシティ全体になった今回は、より派手な展開が可能になりました。
　（もっとも、前回にあったような、凝った映像は少なくなりましたが・・・）
　また、今回は、ゲーム版の「バイオハザード３」に登場するジル・バレンタインが登場。
　ゲームの登場人物、そのままの格好、しかもこれが似ている上に格好いい！
　ジルを演じるのは、「タイムマシン」のシエナ・ギロリーですが、ガラリと印象を変え、お馴染みのジル・バレンタインになりきっているのには感心しました。
　（シエナ・ギロリーはゲームを参考、スタイルや動きなど役作りをしていったのだとか・・・）
　タイプも性格も違う、２人のスーパーウーマンが様々なアクションを見せる、これがこの映画の大きな見所でしょう。
　（一方、男どもはそれに比べて少々不甲斐ない(^^;）

　映画は、エンディングに見えた脱出の後に、もう１度、ドンデン返しを用意。
　そこで、漸く前作から引っ張って来ていた「謎」を改めて提示。
　映画オリジナルの”アリス”と言う存在が、このシリーズのキーになる事を匂わせ・・・これって「３」に続く、って事か。(^^;

　延々と続編の製作されるゲーム版「バイオハザード」同様、映画版もまだまだ続いて行きそうです。

　（９月１３日　ＷＭＣつきみ野にて）

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