ＷＡＬＬ・Ｅ
ウォーリー
定時退社日の金曜、ＴＯＨＯシネマズ海老名で「ＷＡＬＬ・Ｅ」を観て来ました。
ピクサーの新作、しかもクリスマスの目玉映画、しかも初日ですが・・・海老名はガラガラ。
・・・やはり、映画観るなら郊外のシネコンに限るねぇ。
２９世紀、ゴミに埋もれ、人類が見捨てた地球で、ただ１台、孤独なままでゴミ処理を続けるロボットがいた。
誰かと出会い、手を繋ぐ事を夢見る、そんなロボット、ウォーリーの前に、ある日、宇宙船が降下。
そこからピカピカ輝くロボットが現れた・・・！
この映画、孤独なロボットの恋物語・・・と書くと、どんな物語になるのか、と思うでしょう。
予告編からはファンタジックな内容も感じられますが、映画中盤に至らないうちに、ウォーリーは宇宙に飛び出し、ドタバタの追いかけっこの連続の活劇になってしまいます。
・・・と、ここまで書いて来て気付いたのだけど、これ、ピクサー版の「ラピュタ」なんですよ。
地べたに貼り付いてくすぶっていた主人公の前に、素敵な女の子が現れ、彼女と、お宝を守っての活劇を繰り広げる、と言う・・・
でも、「ラピュタ」よりスケールが大きいのが、彼らの活躍が、人類の運命を変え、新たなスタートを始めるきっかけになってしまう、と言うこと。
その点では「ナウシカ」かもしれません。
（エンディングに、その影響を感じます）
ピクサーお得意の３Ｄアニメだけど、最早、その映像は、実写と見まごうばかり。
１作ごとに確かな進歩を見せる、ピクサー３Ｄ・ＣＧアニメ。
本当に、何処まで行くのでしょう？
もっとも、相変わらず、人間の描写がいかにもコミカルですが・・・これは、ある意味、日本アニメの影響でしょうか？
映画としてはよく出来ていて、古今東西、様々な「映画」の面白い要素がぎゅっと詰まった感じ。
そのビジュアルに驚き、ギャグに笑い、アクションに手に汗握り、ロマンスに胸ときめかせ・・・そして、最後にはしっかり感動させる、これは娯楽映画の王道を行くものだと思います。
（１２月５日 ＴＯＨＯシネマズ海老名にて）
（作品データ）
■監督
アンドリュー・スタントン
■出演
（キャスト）
ベン・バート エリッサ・ナイト ジェフ・ガーリン シガニー・ウィーバー
■コピー
ずっと「ひとりぼっち」だったから・・・
ずっと「いっしょ」にいたかった・・・
■Ｌｉｎｋ
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