「エリン・ブロコビッチ」

　本日、会社の帰りにマイカル本牧に行きまして。
　ま、最初は「アンドリューＮＤＲ１１４」を観るつもりだったのですが、行ってみると、レイトショーではやってない。
　と、言う事で、本日、公開されたばかりの「エリン・ブロコビッチ」を観て来ました。

　さて。
　ジュリア・ロバーツの最新作である本作は、アメリカで史上最高額の和解金を手にした実在の女性、エリン・ブロコビッチを描いたもの。

　離婚歴２回、３人の子供の母親であるエリンは、求職活動中に起こした事故をきっかけに、弁護士事務所で働くことになる。
　学歴もなければ経験もないエリンの仕事は、書類の整理と言った地味な仕事ばかり。
　だが、その中で彼女は、不動産関係の書類の中から、大企業が汚染物質を不法投棄し、その為に地域住民が健康被害を受けている事を発見する。
　エリンは独自に調査を始め、事務所のボスを焚き付けて、大企業相手の戦いを挑むのだった・・・

　この映画、謳い文句からして「史上最高額の和解金を手にした女」となっているので、エリンが最後に勝つ事は判っている。
　だから、この映画、見所は、無一文で無学、無経験のエリンがどうやって大企業相手に戦うのか、と言う所に絞られます。
　しかし、これが、本当に地味。
　足を使って地道に情報を集め、地域住民の元へ足繁く通って信頼関係を結び、聞き取り調査を進めるだけ。
　そこには、映画ならではの派手なアクションもなければ、法廷での劇的な逆転シーンもない。
　ただ、ひたすらに事実を積み上げて行く、ひたむきな作業があるだけ。
　そのひたむきさがラッキーを呼び込む事はあったとしても、それがドラマチックに描かれる事はないのです。

　そんな訳で、この映画、物語的には地味ですが、それをジュリア・ロバーツの存在感だけで華やかなものにしています。
　これがスターの輝き、ってなもんなんだろうなぁ・・・
　（もっとも、制作費のかなりの部分をジュリア・ロバーツのギャラが占めていたのではないか、と思いますが・・・(^^;）

　ジュリア・ロバーツはシーンごとに衣装が違うのでは、ってな感じで、しかもバストを強調した、きわどいものですが・・・私的には、あまりジュリア・ロバーツに”セクシーさ”ってのを感じないんですよね。(^^;
　大きな目をクリッとさせて、唇の端をきゅっと釣り上げる”ジュリア・スマイル”も健在で、相変わらずの美人なんですけどね。

　ま、地味だけど、面白く、そして勇気づけられる１本だと思います。これ。(^^)

　（５月２７日　マイカル本牧シネマズにて）

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