「トイ・ストーリー２」

　本日、休日出勤した帰りに、「トイ・ストーリー２」観て来ました。
　なにしろ、毎週の休日出勤に深残の連続、しかも風邪気味で、体調はヘロヘロ、せっかくの映画も、集中力が切れると眠くなって、ストーリーに没入出来なくなってしまう・・・難しい映画でなくてよかったなぁ。(^^;

　ピクサー＆ディズニーのフルＣＧアニメ「トイ・ストーリー」の続編。
　残念ながら前作は未見なのですが、昨年観た「バグズ・ライフ」に比べても進歩しているのが感じられます。
　いや、まったく、このジャンルの進歩は凄いもので、この調子でいくとどんなものが出て来るのか・・・
　（上映前にプレビューのあった、１２月公開の「ダイナソー（恐竜）」の　　映像など、唖然とする出来でした(@_@)ﾋﾞｯｸﾘ!!）

　さて。
　「オモチャがフルＣＧで動く！」と言うことだけでもウリになった前作（1996年公開）に比べ、今回は続編でもあるし、今となってはフルＣＧだけではウリにならない。
　その為か、今回の映画はテーマに深みを与えています。
　それは、
　「オモチャの幸せとは？」
　と言うこと。
　今回、主人公のカウボーイ人形・ウッディが盗難され、日本のコニシ氏のオモチャ博物館に売却されそうになってしまいます。
　ここで、問題になってくるのが、持ち主である子供の成長によって、飽きられ捨てられてしまうかもしれない道を選ぶか、博物館に収蔵され、ガラスケースの中で永遠の命を得るか、と言うこと。
　この選択にウッディは悩む訳ですが、これは、かつては子供だった誰しもが、はっとさせられる筈です。
　気に入っていた筈のオモチャにいつの間にか飽きてしまった経験は誰しもが持っているでしょうから・・・
　映画では、「子供の幸せがオモチャの幸せ」と言う結論に至り、観た人が「遊んで貰った」オモチャに感謝を抱けるようになっています。

　勿論、そんなテーマを抜きにしても、子供にしてみれば、お馴染みのメンバーによるウッディ救出劇で楽しめますし、それ以外にも「スターウォーズ」や「ジュラシックパーク」などのパロディシーン連発で映画ファンなら爆笑は確実。
　（「私はお前の父だ！」にはウケましたねぇ(^^)）
　また、ウッディがカウボーイ人形である事を活かし、西部劇ならお馴染みの馬による追走劇と列車の上でのアクションを盛り込んである所も、いい所を突いています。

　そんな訳で、決して子供向けではない傑作でしたねぇ。

　（３月１８日　マイカル本牧シネマズにて）

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