週末金曜、仕事を早めに上がって、「キューティー・ブロンド２」を観て来ました。

　週末だったので、つきみ野に向かう道路は至る所で渋滞。
　その為、かなり時間をロスし、大急ぎで飛び込んだ時には、予告編も終わり、タイトルが映し出される直前の事でした。
　（こうしたタイミングで飛び込むのはホント、久しぶりだなぁ(^^;)

　リース・ウィザースプーン演じる、ファッションとブランド命のハデハデなブロンド娘がハーバードのロースクールで巻き起こす騒動を描いた前作「キューティー・ブロンド」に続く本作は、米議会が舞台です。

　ハーバードを卒業、晴れて弁護士となったエルは、ハーバード大教授との結婚式を控えて幸せいっぱい。
　盛大な結婚式を考えるエルは、愛犬ブルーザーの母親を結婚式に招待しようとするが、ブルーザーの母犬は、化粧品会社で動物実験に使われていた。
　憤慨したエルは、動物達の権利を守る為、動物実験を禁じる法案を作るべく、単身、ワシントンＤＣに乗り込むのだが・・・

　エルの「かわいいが一番」なキャラクターは、相変わらずなんですけど、本作では、台詞にもあるように「動くバービー人形」（実際、ポスターもソレですね(^^;）としてのキャラクターが強調された感じ。
　特に前半でのファッションと振る舞いにはそんなコミカルな感じが強いです。

　展開は、前作に輪をかけたハチャメチャな展開なんだけど、今回は、ちょっと「痛い」印象が多かったかな？
　前作もそうと言えばそうだったんだけど、今回のエルの行動理由は、いささか自己中心的に見えてしまうのが残念な所。
　もっとも、前作では、その前向きなエネルギーで、周囲の人をも幸せにしてしまう勢いのあったエルですが、今回は、そうした周囲へのよい影響が判り難かったのが、そう感じさせてしまったのかも知れません。
　また、そのファッションとブランドに対する知識がエルの武器なんだけど、今回は、それを殆ど活かせず、周囲の人たちの援助や、偶然に助けられて、と言う展開に見えてしまうのも惜しい。
　コミカルでありながら、その背後にスポ根モノの骨格を持っていた前作に対し、どうも物語の骨格が弱いような感じです。

　もっとも、リース・ウィザースプーンはこれまた相変わらずのかわいさですし、最後のエルの演説には、思わず感動もさせられたりして、なかなか楽しめる映画なのですが・・・それだけに、物語の弱さが惜しい感じでした。

　（１１月２８日　ＷＭＣつきみ野にて）

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