トゥーム・レイダー　２

　金曜日、仕事になんとか一段落つけて、ふと時計を見ると８時ちょい前。
　この時間なら、つきみ野へ直行すればレイトに間に合うハズ。
　そそくさと帰り支度を整えて会社を上がり、つきみ野へ。
　でもって、「トゥーム・レイダー２」を観る事にしました。

　これは、トレジャーハンターのララ・クロフトを主役とする人気ゲームの映画化第２弾。

　今回、ララが追うのは、ギリシア神話に登場するパンドラの箱。
　ギリシャの海底で、パンドラの箱の隠し場所を秘めた珠を発見したララは、その直後に、その珠を強奪されてしまう。
　武器商人のジョナサンが、パンドラの箱入手のために、中国マフィアにララを襲撃させたのだ。
　ララは奪われた珠を取り戻すため、カザフスタンの刑務所に収監中の元海軍特殊部隊将校のテリーをガイドとして雇い、ふたりはまず中国へ向かう・・・

　このシリーズ、第１作目はなかなかよかったのですが・・・今度の映画の内容は、期待していたレベルを下回る感じでした。
　ゲーム世界をそのまま映像化したような第１作は、その内容はともかく、ゲーム的な設定や、キャラクターの魅力など、面白くなりそうな要素を持っていたのですが・・・今回は、ゲームから離れてしまった分、その辺りの魅力が大分目減りしてしまった感じ。
　今更「レイダース」の二番煎じをやってもなぁ・・・ってな映画になってしまっています。

　まぁ、この映画、前作も「レイダース」の影響が色濃くあったのだけど、今回の映画は、そのディテールだけでなく、物語の流れまでも「レイダース」の影響を強く受けている・・・と言うか、これはどう贔屓目に見ても真似、悪く言えばパクり。
　（もう、ほとんど「まんま」なので、どこがどう似てるとは書かない）
　それでも面白ければ文句はないし、パクり元以上に面白ければ、それはそれで賞賛に値するのだけど、あの冒険活劇の傑作「レイダース」をパクって、この程度のものしか出来ないのはどういう事？、と思ってしまう程の体たらくでは・・・うーむ。(-_-;)

　確かに、かなりスタントによる吹き替えが入っているとは言え、アンジェリーナ・ジョリーは、前作以上にアクションを頑張っているし、見事、と思える
シーンも確かにあるのですが、この物語、この脚本では、どんなアクションを持って来ても気分が高揚しません。

　監督は、最近パッとしないヤン・デ・ボン。
　まぁ、この物語では正直、いかに頑張っても仕方ない部分があるとは言え、この出来映えはどうもなぁ・・・やっぱり、この人、「スピード」だけの”一発屋”だったのかなぁ・・・

　（９月２６日　ＷＭＣつきみ野にて）

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