「スコーピオン・キング」

　今日は会社の仕事持ち帰って、お家で仕事。
　概ね片づけた所で、気分転換に映画を観に行きました。
　映画は「スコーピオン・キング」。
　これは、ヒット作品となった「ハムナプトラ２」の前日談とも言えるもの。この映画の冒頭で登場した”スコーピオン・キング”を主役に、彼が王となる迄を描く映画です。
　主演は、当然、「ハムナプトラ２」でスコーピオン・キングを演じたプロレスラー、ザ・ロック。
　但し、監督は「ハムナプトラ」シリーズのスティーブン・ソマーズではなく（スティーブン・ソマーズは今回は製作・脚本）、チャック・ラッセルが務めています。

　舞台はエジプト王朝成立前の古代エジプト。
　強い戦士が王となるこの時代、メナムーンが権勢を誇っていた。
　しかし、降伏した民族の女子供まで虐殺するメナムーンに従うをよしとしない生き残りの族長たちは、暗殺者・マサイアスを雇い、メナムーンが頼りとする予言者カサンドラの暗殺を目論むが・・・

　さて・・・こうした映画は、頭の中をカラッポにして楽しむに限ります。
　真面目に見始めたら、ツッコミ所満載ですから。(^^;
　（紀元前のエジプトに何故、中国系の美女がいるんだとか、出陣前に祝いで何故か和太鼓叩いているとか・・・(^^;）

　この映画、殆ど最初っから最後まで、チャンバラと殴り合いの連続。
　ただ、その中で、殆ど血を見せず、グロも出さず、エロも控えめ、と言うまるでＴＶドラマの様に”お行儀がいい”のがこの映画の特徴です。
　（ま、ザ・ロックのファンは１０代の少年がメインだそうで、彼らが映画館で楽しめるように作ったと言う事でしょう）
　ただ、子供向けと言うと、そんなことはなくって、大人が見てもちゃんと楽しめるようになっているのは大したもの。
　「ハムナプトラ」のようなサービス満点さはないにせよ、これはこれでなかなか良くできた映画です。

　主演のザ・ロックの存在感はやはり抜群で、いつも、あんなに大きく見える、マイケル・クラーク・ダンガンが小さく見える程。
　演技の方もなかなかですね。
　これを見ると、プロレスってのがスポーツと言うよりエンターテイメントなんだ、ってのがよく判ります。
　「ハムナプトラ２」での”ロック様”の暴れぶりに不満が残った人も、これなら満足するであろう活躍ぶりでした。

　ヒロインは中国系のケリー・ヒュー。
　得意（黒帯持ち）の空手を使ったアクションシーンがなかったのが残念だけど、露出度は充分に高く（でも見せない(^^;）、しっとりとした色気が
あって、すごくよかったです。(*^^*)

　ラストも気持ちよく終わって、「あー面白かった」と満足の１本でした。

　（６月８日　ＷＭＣみなとみらいにて）

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