「スパイキッズ」

　既に恒例となった月曜日の映画鑑賞、今年、第１発目は「スパイキッズ」。

　これは、ロバート・ロドリゲス監督による、スパイ・アクション映画。
　思っていたよりもずっと子供向けの映画だった（これは吹き替え版を用意して、小さな子供にも見せて上げたい映画(^^)）のだけど、まるでＴＶアニメを実写で見せるような内容で、難しいことは抜きにして楽しみました。

　東西冷戦時代、凄腕のスパイだった２人が結婚し、子供をもうけて引退。だが、かつての同僚が行方不明という事を知り、カムバックしたのだが・・・悪の組織に捕らえられてしまう。
　そこで、彼らの２人の子供たちが、両親の救出に向かう、という物語。
　この映画、作りとしてはＢ級で、ＳＦＸやＣＧのレベルも低いです。でも、大体が荒唐無稽な物語だけに、変にムキになっても仕方ない。
　往年の「００７」シリーズに、「名探偵コナン」、それに「ドラえもん」を加えたような映画で、次々に登場する新兵器・珍兵器に、大人は「００７」を思い出し、子供はアニメのように、気楽に笑いながら楽しんで観るのが、この映画の正しい見方でしょう。(^^;
　（こんな楽しい映画にツッコミを入れるなんて、無粋なだけ）

　この映画、主役は子供たちなので、大人は引き立て役。
　お母さんスパイは、なかなか凛々しいのだけど、お父さんは、今回は完全にコメディ・リリーフ。
　そんな、ちょっと間抜けなお父さんをアントニオ・バンデラスが演じるのも見所のひとつかな。

　（１月７日　ＷＭＣつきみ野にて）

［戻る］