カンフー
パンダ
２
これは、２００８年に公開されて大ヒットとなった「カンフー・パンダ」の続編。
前作は主人公のパンダのポーが修行して一人前の戦士になるまでを描く成長物語でしたが、今回の映画は、ポーが何故、ガチョウの父親に育てられることになったのか、その出生の秘密に迫る物語です。
谷を守る“龍の戦士”となったポー。
そこに、悲報が届けられる。それは都を守るマスター・サイが、かつて都を追われたクジャク族の王子シェンに殺されたという知らせだった。
シェンは大砲を武器に、中国を征服するつもりなのだ。ポーは、５人の龍の戦士たちと共に、シェンの野望を阻止するために都に向かう。だが、ポーはそこで、シェンこそがパンダ一族を滅ぼした張本人であることを知る・・・
この映画、ＣＧを使ってカンフー・アクションを誇張し、そこに擬人化された動物ならではの個性を加え、自由に想像力を膨らませて、アクションの面白さをスケールアップしているのが特徴。
今回、それを更に進化したＣＧと新たに加えられた３Ｄ、さらに目まぐるしいまでのスピーディーでダイナミックなものに仕上げています。お見事。
エンドロールを見ていると、中国系のスタッフも多く参加しているようで、切り絵風のオープニングなど、いかにも中国風な仕立ても、これまた見事なもの。
前作に引き続き、声優陣も豪華。
主人公ポーにはジャック・ブラック、タイガーのアンジェリーナ・ジョリー、老師にはダスティン・ホフマン、モンキーのジャッキー・チェン、ヘビのルーシー・リューなど前作以来のメンバーに加え、悪役のシェンにはゲイリー・オールドマン、やぎの占い師にミシェル・ヨー、そして、マスター・ワニのジャン＝クロード・ヴァン・ダムなど華々しい顔ぶれがずらり勢揃い。
でも、神奈川県では字幕上映なしとは・・・とほほ。
まぁ、吹き替え版の方が映像には集中出来ますし、ポー役の山口達也は、これは好演と言っていいでしょう。他にも、タイガーには木村佳乃、老師を 笹野高史、 ヘビをＭＥＧＵＭＩと、日本語版もそれなりに力の入ったキャスティングだとは思うのですが・・・
映画のラストシーンには伏線あり。３作目は、ポーが仲間のパンダの元に赴くエピソードにでもなるのかな？
（月日 にて）
（作品データ）
■監督
ジェニファー・ユー・ネルソン
■出演（日本語吹き替え版）
ポー ・・・ 山口達也
タイガー ・・・ 木村佳乃
（その他のキャスト）
笹野高史 MEGUMI
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「僕が世界を救うんだ！」
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