テンペスト
これはシェイクスピアの戯曲「テンペスト」を、鬼才、ジュリー・ティーモアが映画化したもの。
ナポリ王とミラノ大公を乗せた船が嵐に遭い、一行は孤島へと流れ着いた。
しかし、それは、孤島に住まう魔女、プロスペラの策略であった。
かつて、策略によりミラノ大公の座を追われた彼女は、最愛の娘ミランダをこの島で育てながら、復讐の機会を狙っていたのだった・・・
ジュリー・ティーモアによるシェイクスピア戯曲の映画化は２作目。「タイタス」の時には大胆な脚色・演出に驚かされましたが、今回の「テンペスト」は、原作では男性だった主人公プロスペローを、ヘレン・ミレン演じる魔女、プロスペラとするアレンジが加えられた他は、割とオーソドックスな作り。
心理を全て台詞で喋ってしまう舞台演出方法なんで、字幕を追うのに疲れ、中盤、うとうとしてしまいました。
アエリアルの演出など、幻想的な映画ならでは手法もありますが、クローズアップやモノローグなど映画的手法で現代的に脚色して欲しかった感はあります。
（月日 にて）
（作品データ）
■監督
ジュリー・ティーモア
■出演
プロスペラ ・・・ ヘレン・ミレン
ミランダ ・・・ フェリシティ・ジョーンズ
アエリアル ・・・ ベン・ウィショー
（その他のキャスト）
ラッセル・ブランド リーヴ・カーニー トム・コンティ クリス・クーパー アラン・カミング
ジャイモン・ハンスゥ アルフレッド・モリーナ デヴィッド・ストラザーン
■コピー
私に抱かれて、世界よ眠れ。
■Ｌｉｎｋ
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