ジーン・ワルツ
これは、海堂尊の同題の医療もの小説を映画化したもの。
海堂尊原作の映画と言えば「チーム・バチスタの栄光」など、面白いものが多くて期待していたのですが・・・
帝華大学病院産婦人科の医師・曾根崎理恵。
現在の医療体制を批判する彼女は、大学内では要注意人物と見なされていた。
一方、彼女は、院長が病に倒れ、閉院の決まった町の小さな産科医院「マリアクリニック」で、院長代理として最後の４人の妊婦たちを診察していたが・・・
「ジーン・ワルツ」と言う、このタイトルから、医師でもある海堂尊ならではの視点で産婦人科医療の問題、あるいは生命医療の倫理観に切り込むようなものになるのでは、と期待もあったのですが・・・この映画の出来映えは、そうした期待を肩透かしするもの。
社会性や倫理を問う、重いテーマを抱える訳ではなく、かと言って、「チーム・バチスタの栄光」のようなミステリー仕立てになっている訳でもありません。
サスペンスにならず、感動モノにもならず・・・最後には笑えないドタバタコメディとは・・・
菅野美穂演じるヒロインも身勝手で、考えてる事が判らず、感情移入も出来ませんでした。
結構、脱力する出来で、これにはがっかり。
（月日 にて）
（作品データ）
■監督
大谷健太郎
■出演
曾根崎理恵 ・・・ 菅野美穂
（その他のキャスト）
田辺誠一 大森南朋 南果歩 風吹ジュン 白石美帆 桐谷美玲
須賀貴匡 濱田マリ 大杉漣 西村雅彦 片瀬那奈 浅丘ルリ子
■コピー
天才医師<遺伝子（ジーン）の女神>が仕掛ける、禁断の奇跡。
■Ｌｉｎｋ
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