イエスマン
“ＹＥＳ”は人生のパスワード
もしも、すべてに“イエス”と答えたら。
これは、ジム・キャリー主演のコメディ映画。
監督は、「チアーズ！」のペイトン・リード。
銀行の貸付担当として働くカール。堅物で冒険を嫌う彼は、友人からの誘いも、顧客からのローン申請も、全てに「ＮＯ」と答える日々を送っていた。
そんな彼に愛想を尽かして妻は出て行き、婚約パーティーをすっぽかした友人からも、「このままでは孤独に死んでいくだけだ」と脅された彼は、古い友人の勧めで全てに「ＹＥＳ！」と答える、という自己啓発セミナーに参加するが・・・
物事の決断の全てに「ＹＥＳ」と答えたら、とんでもないことになるのは火を見るより明らかで、こんな無茶苦茶な設定はさすがコメディ、と思っていたら、これが実は原作付きで、しかもノンフィクション！
全てに“ＹＥＳ”と言ったらどうなるか、を実際に試してみたＢＢＣのラジオディレクター、ダニー・ウォレスの体験実話によるものだとか。
まぁ、「ＮＯ」と言えない（行動はしないけど）日本人とは異なり、「ＮＯ」を言えるアメリカ人には、こう言う話も必要なのか、と言う所でしょうか。
勿論、ジム・キャリーのコメディとして、彼ならではの持ち味を存分に活かしたコメディとして楽しいし、ヒロインのズーイー・デシャネルもキュートで魅力的。
でも、それだけではなく、物事に前向きに取り組む事の大事さと、物事を真摯に考え、自分で決断すると言う当たり前だけど難しい人生の課題を説教臭くなる事無く描いているのが素晴らしい。
映画を観た後、ちょっとだけ前向きになって、気持ちよく映画館から出ていける、いい映画です。
PS
テーマ曲は、ジャーニーのセパレイトウェイズ・・・なんてまたタイムリーな。
（ＷＢＣ・日本代表のテーマで、最近、またヒットしている曲です）
PS
ドカティのスーパーモタードは楽しそうだ。
あと、エンディングのインラインスケート？もね。
（３月２７日 １０９シネマズＭＭにて）
（作品データ）
■監督
ペイトン・リード
■出演
カール・アレン ・・・ ジム・キャリー
アリソン ・・・ ズーイー・デシャネル
（その他のキャスト）
ブラッドリー・クーパー ジョン・マイケル・ヒギンズ テレンス・スタンプ リス・ダービー
ダニー・マスターソン モリー・シムズ フィオヌラ・フラナガン サッシャ・アレクサンダー
ショーン・オブライアン
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