「ディープインパクト」

　「ピースメーカー」で、メジャー進出を果たしたミミ・レダー監督の最新作。
　地球に迫る彗星衝突の危機を描いた、ＳＦパニック大作です。

　アメリカでは、「ゴジラ」を凌いで、今夏全米Ｎｏ．１となった人気作品だそうですが・・・

　見終わった直後の感想。
　「これ脚本、スカだわ(-_-;)」

　まぁ、確かに、彗星の衝突に合わせて３つの人間ドラマを描く、と言う狙いは悪くない。
　状況説明するのに、ＴＶ局のキャスターを主役級に据え、視聴者に語ると言うカタチで説明をさせるなどのアイデアも秀逸と思いました。

　しかし、そのドラマがバラバラに展開しているのが見ていてもどかしい。
　例えば、あの女性キャスターを軸にして、ドラマが終局に向けて収束して行くように作ったらいいのになぁ、とか思っちゃうんですよ。
　それ以外にも、導入部から、大統領の発表までの展開の悪さったらないです。物語の幕が上がると言うワクワクした感じを覚えるどころか、イライラしながら見ていましたもの。

　しかし、部分的にはいい所もあるんですよ。(*^^*)
　目の見えなくなったクルーが、モニターの妻と赤ん坊に話しかけるシーンなんか、危うく涙腺全開にしてしまうところでした。

　あと、ラストの大津波の映像も見事。

　確かに、この辺だけでも観に行く価値はあるかな。
　（これはやっぱり映画館で見るべき作品のように思います）

　それでも、過去にあった類似作品（「メテオ」とか(^^;)に較べれば全然マシ。
　（やっぱ、今はＣＧが凄いから(^^;)
　まぁ、本格ＳＦドラマと考えると問題も多いですが、難しく考えなければこれもありかな。

　（９月６日　マイカル本牧シネマズ）

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