「Ｗｉｎｇｓ’９９」に行く

　１０月２６日、厚木基地で開催された「Ｗｉｎｇｓ’９９」に行って来ました。

　毎年開催される厚木の基地祭、例年だと初夏に行われて（三軍統合記念日）いたのですが、今年は、昨日と今日の２日間に渡って開催されました。

（公式ガイド表紙）

　厚木ベース・司令所と管制塔

こんな自転車も走ってました(^^;　　→　　　　　　　　　　
（判り難いのですが、Ｆ−１８の格好になっています）

　

★地上展示されていた機体
	FA-18「ホーネット」
	Ｆ−１４「トムキャット」
	海上自衛隊の機体群 　ＵＳ−１にＹＳ−１１ 　その向こうに航空自衛隊の 　Ｅ−２Ｃがいます。
航空自衛隊のＦ−１５「イーグル」
	こんな機体の来てました 　スパイ機・Ｕ−２です。 　 　北朝鮮も落ち着いたので、暇に 　なったのかな？
★こんな機体も来てました
	手前は陸上自衛隊のＡＨ−１Ｓ 　向こうは、曲芸機スホーイＳｕ３１

厚木に展開するＣＶＷ５の飛行展示は、 　Ｆ−１４「トムキャット」×４ 　ＦＡ−１８「ホーネット」×１０ 　Ｓ−３「バイキング」×２ 　Ｅ−２Ｃ「ホークアイ」、ＥＡ−６Ｂ「プラウラー」各１の合計１８機。 　離陸した後、ダブルダイヤモンドの編隊飛行を見せてくれました。

　

　フォーメーションを整える間、それぞれの飛行展示がありました。
　まずは、Ｅ−２Ｃ「ホークアイ」。
　こいつ、離陸するやいきなり、ハイレートクライムを見せます。(^^;
　しかも、その後で何と、垂直旋回。
　通常、旋回角度すら制限されている（レーダーを保護する為）Ｅ−２Ｃですが、日頃のうっぷんを晴らすかのように、目一杯の高機動をして見せてくれました。
　・・・しかし、何となく、ウミガメが泳いでいるのを連想しちゃうんだよね。(^^;

　お次はＦ−１４「トムキャット」。
　得意の可変翼を可動させるデモから、滑走路上空のみで回ってみせる、６Ｇ垂直旋回。更に、滑走路上空に１０００km/h近い高速で進入、それから一気に、ズーム上昇で３０００ｍ近くまで上昇するのは圧巻でした。

　その次はＦＡ−１８「ホーネット」。
　コイツはとにかくパワフル！
　エンジン推力だけで時速１００km/hそこそこの低速飛行で滑走路上空を飛行した後、４５度近く機首を上げた姿勢のまま、そのまま上昇していくのには唖然としました。
　そして、速い！
　飛行場上空に高速進入すると、ま、音速は突破していないのだけど、音よりも速く入って来て、目の前を通過する瞬間にバーナーノイズが炸裂する感じです。
　そこから、５０００ｍ近くまで一気に上昇するハイレートクライムはさすがでしたねぇ。(^^)
　比較すると、Ｆ−１４の方がしなやか（実際、旋回半径はＦ−１４の方が小さいような気がする）だけど、ＦＡ−１８は動きにスピードとキレがあって、ダイナミックですね。

　そして、ＣＶＷ５の飛行展示が終了し、観客が帰り始めたその時、スホーイが動き出しました。
　操るは、何とアエロバティックスの帝王、ユルギス・カイリスです！
　（来月、もてぎで開催されるアエロバティックス　ホンダＧＰの為、来日中なのです）
　まずは、ウォーミングアップ・・・の筈ですが、それですら「ええっ!?」と言うようなレベルの動き。
　その後、高度をとってからの、とても信じられないような小さなループ、連続スナップロール、スピン・・・と次から次へと華麗な（と言うか、信じがたい）技が繰り出されました。

（何とか撮影に成功した１枚・・・”コブラ”です、これ）

　ほんと、「飛行機にあんな動きが出来るんだ」　って、目から鱗が落ちる思いでしたねぇ。

　・・・と、言う訳で、盛り沢山の内容。
　すっかり、「ごちそうさま」と言う感じでした。(^^)

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