「海皇紀」

　「修羅の門」を中断した川原正敏が新たに連載を始めた物語。

　恐らくは未来、いつ、どこかも判らない世界で物語は始まります。
　伝説の魔導士を探す少女と、伝説の兵法者。
　その前に現れた、謎の男・・・
　・・・設定自体は、ファンタジーによくあるものですが、格闘モノでは定評のある川原正敏だけに、ただのファンタジーになる訳がない・・・と、期待しているのですが。(^^;
　また、「修羅の刻」で見せたストーリーテラーぶりにも期待したい所。

　しかし・・・ちょっと気になったのは、主人公の刀の担ぎ方。
　主人公、太刀を担いでいるのですが、この太刀の柄頭が右肩の上に出ている。
　これねぇ、時代劇で、佐々木小次郎の殺陣でも見れば判るのですが、右利きの場合、柄頭は左肩の上に出すのが正しいのです。
　物語の中で、主人公は右利き（刀の握り方で判りますね）に描かれている訳ですから、これはちとマズい。(^^;
　ま、格闘モノには定評のある川原正敏ですが、刀の扱い方についてはまだまだのようで。(^^;

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