ザ・ムーン
IN THE SHADOW OF THE MOON
１９６９年７月１６日、巨大なサターンＶ型ロケットが３人の宇宙飛行士を乗せて打ち上げられた。目的地、月へ――
人類が月面に「小さな一歩」を踏み出してから、間もなく４０年。
この映画は、アポロ計画と宇宙飛行士たちの偉業を、未公開のフィルムと、新たに行ったインタビューで語り継ごうとするドキュメンタリーです。 勿論、こうした作品は、今までに幾本も作られて来ましたが、この映画は、人類史上、月の上を歩いた事のあるたった１２人の男たちとのインタビューを中心に構成。月面に立つという経験が、その後の人生に何をもたらしたのかを捉えようとしている。
同時に、月に向かう計画から準備、打ち上げから地球への帰還までの行程を追いながら、ＮＡＳＡ秘蔵の未公開映像の数々を散りばめ、その歴史的瞬間に立ち会う機会を２１世紀の現在を生きる私たちに与えてくれます。
宇宙飛行士が、月面で振り返って想うのは、かけがえのない、ほんの小さな、壊れやすい地球の存在。
旅路の果てに、彼らが思い知ったのは、母なる大地の有り難さだった、と言う事実に深い感動を覚えました。
「人類は月面に到達していない」などと、その偉業を冒涜するような妄言を吐く人が少なくない２１世紀現在、今よりも拙い技術を、若さと情熱でカバーし、命懸けで人類史上最長の冒険行に挑んだ、この事実を、より多くの人に見て貰いたいと思いました。
（１月１７日 ＴＯＨＯシネマズ川崎にて）
（作品データ）
■監督
デヴィッド・シントン
■出演
バズ・オルドリン アラン・ビーン ユージン・サーナン マイケル・コリンズ
チャールズ・デューク ジム・ラヴェル エドガー・ミッチェル ハリソン・シュミット
デイヴ・スコット ジョン・ヤング ニール・アームストロング ジョン・F・ケネディ
■コピー
月へ――
■Ｌｉｎｋ
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