ザ・ローリング・ストーンズ
シャイン・ア・ライト
これは、結成以来４５年以上、第一線で活躍し続ける生ける伝説のロックバンド、ザ・ローリング・ストーンズのライブを記録した記録映画です。
勿論、「どうせ撮るなら最高のものを」と言う、ストーンズが映画の撮影監督として白羽の矢を立てたのが、アカデミー賞監督のマーティン・スコセッシ。
これがただのライブ記録になる訳がありません。
こだわりまくるミック・ジャガーにステージセットにダメ出しされ、開始直前まで曲順すら渡されず、焦りまくるスコセッシ監督自身の姿を冒頭に持って来た辺りの構成は、さすがスコセッシ。
真剣勝負の緊張感が高まった所で、「Jumpin'
Jack Flash」。キースのギターがライヴの始まりを告げます。
これで、一気に気分はストーンズの世界へ。
６４歳のミック・ジャガーだけど、ステージの上では、その年齢を全く感じさせません。
熱く歌い、奏で、そして、弾けるように踊る。
その様子は、中年男の胸を「頑張れば、出来る」と熱くします。
“永遠の不良少年”キース・リチャーズの忘我の領域に至ったような演奏、ロン・ウッドの技巧、クールにリズムを刻むチャーリー・ワッツと言った、個性的なメンバーの表情を捉えたカットもいいです。
自在に動き回るカメラが生み出すライブを越えた臨場感、映画館ならではの音響が生む迫力・・・映画館のシートの上で、思わず身体が動き出す気持ちよさ。
最後は、勿論、お馴染みの「Satisfaction」で締め、観客に挨拶するストーンズの面々に思わず拍手を送りたくなりました。
（１２月１０日 ＴＯＨＯシネマズ海老名にて）
（作品データ）
■監督
マーティン・スコセッシ
■出演
（ザ・ローリング・ストーンズ）
ミック・ジャガー キース・リチャーズ チャーリー・ワッツ ロン・ウッド
（その他の出演）
ジャック・ホワイト バディ・ガイ クリスティーナ・アギレラ ビル・クリントン ヒラリー・クリントン
マーティン・スコセッシ
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この臨場感は映画館でしか味わえない！
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