砂 時
計
Ｓａｎｄｅ’Ｃｈｒｏｎｉｃｌｅ
これは、芦原妃名子の人気少女コミックを元にした映画。
既にＴＶドラマ化もされ、昼帯ドラマとしては異例の視聴率を稼いでいます。
物語の舞台は島根。
両親の離婚を機に、母親の故郷、島根に引っ越して来た中学生の杏は、近所の中学生、大吾と親しくなる。徐々に田舎暮らしにも慣れて来た杏だが、母親は離婚後の生活に苦悩し、自殺してしまう・・・
物語は、このように始まり、内容は予想通りのすれ違いのラブロマンスではありますが・・・１２年に及ぶエピソードを１２０分にしたので、ちょっとせわしない印象もありました。
また、終盤のエピソードを冒頭に持って来たのは、ネタバレの感が強く、ちょっと問題のように思えましたが・・・原作のファンからすれば判りきっている物語だから構わないのでしょうか？
（この辺り、人気作品の映画化故の問題のような気がします）
映画としては、少女漫画がベースのせいか、少女漫画的なカットが語るシーンがありました。これには、なるほど、と、感心するようなカット幾つもありました。
（特に海岸のシーンは印象的です）
ヒロインは、少女時代を夏帆、成人してからを松下奈緒が演じていますが・・・どうも、夏帆の方がいい芝居をしているように思えますね。
また、松下奈緒は、美人だとは思うけれど、顔立ちきつくて、役柄とはいまいち合っていなかったように思います。
（５月４日 ＷＭＣつきみ野にて）
（作品データ）
■監督
佐藤信介
■出演
水瀬杏（成人） ・・・ 松下奈緒
水瀬杏（少女） ・・・ 夏帆
北村大吾（成人） ・・・ 井坂俊哉
北村大吾（少年） ・・・ 池松壮亮
（その他のキャスト）
塚田健太 岡本杏理 伴杏里 戸田菜穂 高杉瑞穂
立石凉子 赤堀雅秋 卜字たかお 中平良夫 久我朋子
倉科カナ あじゃ 風間トオル 藤村志保
■コピー
ずっと、一緒にいたかった。
■Ｌｉｎｋ
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