SMILE
スマイル*聖夜の奇跡*
これは、俳優の陣内孝則が、原作・監督を務めたスポ根映画。
物語の舞台は、北海道。
ケガによりタップダンサーとなる夢を諦め、恋人の静華との結婚を申し込みに故郷に戻った修平は、成り行きで、静華の父親がオーナーを務める少年ホッケークラブの監督を務める事になってしまう。
チームを勝たせれば、静華との結婚を考えると言われた修平は、未だ未勝利の弱小チームを率いて試合に臨むのだが・・・
この映画、スポ根+難病モノ+恋愛+ファンタジーと、内容は盛り沢山・・・と言うか、これはさすがに欲張り過ぎでしょう。
(陣内孝則、初監督なので欲張ったのでしょうか?)
しかも、盛り込まれた内容が、相乗効果を出しているとは思えないのです。
スポ根モノの痛快さが、難病モノの悲劇に引っ張られてカタルシスを産めず、感動も出来ない、と言う悪夢のような組み合わせにしか思えません。
確かに、ホッケーの面白さを知る陣内孝則、迫力のある、いいシーンを撮っています。
むしろ、それだけでも映画は成り立ちそうに思えるだけに、この映画、もっとシンプルに作って欲しかったように思います。
また、コメディ的な、笑える演出も多いのですが、ちょっとギャグが滑っていた(まぁ、氷の上が舞台の映画ですから)のが残念。ちょっと寒いんですよね。(まぁ、舞台も冬の北海道ですし)
主演の森山未來、加藤ローサの他、主要登場人物は子役ばかり。
ただ、その中心で、悲恋の主役となる2人(綿貫智基と岡本杏理)はさすがに小学生には見えないぞ。
また、カメオ出演が妙に豪華なのも見所ではないか、と思います。
(12月16日 109シネマズMMにて)
(作品データ)
■監督
陣内孝則
■出演
修平 ・・・ 森山未來
静華 ・・・ 加藤ローサ
(その他のキャスト)
田中好子 谷啓 坂口憲二 高樹沙耶 森公美子 松重豊
モロ師岡 RIKIYA 佐藤二朗 原田夏希 岡本杏理 綿貫智基
塚本高史 玉木宏 飯島直子 原沙知絵 佐藤浩市 寺島進
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本当の奇跡は、一番最後にやってくる・・・。
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