ＡＬＷＡＹＳ
続・三丁目の夕日
お馴染み、三丁目の面々が３年ぶりにスクリーンに帰って来ました。
物語の中では、あれから４ヶ月。
昭和３４年の春を迎えたある日、茶川の家を川渕が再び訪れ、息子の淳之介を連れ戻そうとする。
息子に人並みの暮らしをさせることを、淳之介がここで暮らす条件として突きつけられた茶川はある決意を固める。
「芥川賞を狙う。今度こそ、獲る」
一方、鈴木オートでは、事業に失敗した親戚の娘、美加を預かることになった。しかし、お嬢様として育てられた彼女の態度に、一平は反発してしまう・・・
前作の大ヒットを受けたものの、無意味なスケールアップはせず、前作同様、いや、むしろ前作より小さな物語にした辺りは、製作者の良識を感じる所。
勿論、三丁目の住人たちの暮らしを変えたくなかったのでしょうけどね。
でも、前作よりパワーアップを感じるのは、再現された昭和の風景。
ＤＣ−６の飛ぶ羽田、「こだま」の走る東海道・・・上に首都高のない、空のぽっかり開いた銀座と日本橋・・・まったく、見事と言う他はない映像です。
確かに、ハリウッドほど潤沢な予算を使える訳ではないので、様々な制約を感じはしますが、さすがは日本ＶＦＸの第一人者、山崎貴。その実力の程を見させて頂きました。
物語は、前作にあったようなコミカルな部分が抑えられ、人情ものの涙を誘う演出が増えています。
勿論、それは悪くないんだけど・・・山崎監督、こうした場面になるとちょっとクドいんですね。
そこはちょっと気になりました。
でも、これはいい映画ですね。
前作からひっぱった物語を落ち着かせ、これは見事な完結編になったと思います。
PS
あの、東宝のヒーローが見事な復活。大迫力です。
PS2
あの、日活のヒーローは、スクリーンに出す事は出来ませんでした。（ポスターだけ出せた）
日活、東宝の映画への出演には、さすがに許可は出せないか。
（１１月９日 ＴＯＨＯシネマズ海老名にて）
（作品データ）
■監督
山崎貴
■出演
茶川竜之介 ・・・ 吉岡秀隆
ヒロミ ・・・ 小雪
（その他のキャスト）
堤真一 堀北真希 マギー 温水洋一 神戸浩
飯田基祐 ピエール瀧 小木茂光 須賀健太 小清水一揮
浅利陽介 小池彩夢 もたいまさこ 平田満 吹石一恵
福士誠治 浅野和之 渡辺いっけい 貫地谷しほり 藤本静
手塚理美 上川隆也 小日向文世 三浦友和 薬師丸ひろ子
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会いたい人がいる。待っている人がいる。
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