ＴＡＸｉ
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　今日はお台場のメディアージュにて「ＴＡＸｉ ２」を観て来ました。

　お台場の新しい名物、と鳴り物入りで登場したメディアージュですが、まぁ、付属のアトラクション設備（入場料が必要らしいので入らなかった(^^;）を除けば、普通のシネコン劇場と変わらず。
　自慢のソファー形式のスーパープレミアシートも、入った１０番スクリーンにはなかったので確認出来ませんでした。

　さて、本題の映画の話、っと。(^^;
　リュック・ベッソンが製作したカーアクションだけのバカ映画「ＴＡＸｉ」の続編。
　主人公サイドの登場人物は変わらず、今度の悪役は、日本車に乗るヤクザ。
　（前作ではベンツに乗るドイツ人銀行強盗団が悪役でした）
　この映画、今後、シリーズ化されるそうだけど、次は、きっとマフィアがイタ車に乗って登場するんだろうな。(^^;
　ま、こう言うマンガ的な割り切りがこの映画の面白い所なので、これはこれでいいでしょう。
　以上、紹介終わり・・・って訳にもいかないか。
　物語は（ああ、説明するのも意味がないような気がして来た(^^;）、３００km/hのスピードを誇る改造プジョー４０６に乗るダニエル（但し無免許）が恋人のリリーの両親に会う所から始まります。
　リリーの父親は、フランス軍の将軍。会食の後、将軍を空港まで送る事になったダニエルは、腕前を見込まれ、マルセイユを訪れた日本の防衛庁長官運転手を務める事に。
　ところが、防衛庁長官は何者かによって誘拐され、ダニエルは防衛庁長官の救出作戦に巻き込まれる・・・

　特撮なしの派手なカーアクション（今回のドライバーは、ラリードライバー、ジャンルイ・シュレッサーが務めたそうです）が売りの本作、確かにアクションシーンはなかなか。
　（特に、冒頭のＷＲＣラリーカーとのダウンヒルバトルはよかった）
　さすが、前作の成功により、今回はパリ市街での撮影許可も取り付け、フランス軍にも協力を貰えた（トランザール輸送機やら、最後にはパリ市街に戦車まで登場する！）ことで、全体的にアクションはスケールアップ。
　そんな訳で、アクションの方は刺激的なシーンの連続ですが、その分、物語の面白さは後退したかな、って感じです。
　前作にあった、主人公が仲間の協力によって犯人グループを追い込んで行くような部分がなかったのはちょっとがっかりです。

　登場する日本人は、ステレオタイプの描写で、脱力する場面もままありますが、それでもちゃんと日本語を話して（とりあえず、台詞付きの日本人役は日系人が演じていたようです。台詞無しの人はどうやら中国系のようでしたが）いたのでよしとしましょう。(^^;
　悪役のヤクザが乗るのは、「輸入されていない三菱の新型、それも盗難車」って設定で、ランエボが日本の千葉ナンバー付けて走り回っていたのですが・・・出来れば右ハンドルにして欲しかったな。(^^;

　主人公と周りの登場人物は、今後、シリーズ化されることもあって、前作同様です（今回、主人公の恋人、リリーの両親が登場したくらい）。
　前作で、主人公にはぐらかされっぱなしの恋人・リリーは、今度も同様ですが、可愛らしさが目立っていた前作に比べ、今回は凄みが出て来たような・・・(^^;
　あと、あの格好のイイ、ドイツ人の女刑事も今回は活躍します。
　ミニスカートの下ノーパンで、忍者相手に空手で大立ち回りを演じる辺りはドキドキでしたねぇ。

　ま、アクションだけのバカ映画と言えばそうなんだけど、悪役含め、登場人物は誰も死なない、お気楽アクションの極めつけ、これは次回作にも期待出来そうです。

　（８月１８日　台場・メディアージュにて）

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