これは、「君の名は。」、「天気の子」の、新海誠監督最新作。

　九州の小さな町で暮らす１７歳の少女・鈴芽は、「扉を探してる」と言う旅の青年・草太に出会う。
　彼の後を追って迷い込んだ山中の廃墟で見つけた、ぽつんとたたずむ古ぼけた扉。なにかに引き寄せられるように、すずめは扉に手を伸ばし、開けてしまう。扉の向こうには、この世とは思えない光景が広がっていて……

　２回目の観賞となる今回は、クライマックスとなるクライシスの後の常世で、幼いすずめと出会うシーンで泣いてしまいました。
　そう言えば、初回観賞時、視界に入る前方席でクライマックス前からスマホを見ている人がいて、その光と動画に気を取られ、集中力を欠いていたのだな、と思い知った次第――まぁ、このシーン、これまでの新海誠映画なら音楽の力を得て描くのを映像と台詞だけで感情を揺さぶるので、相応の集中力が必要、と言う事でしょうか……あらためて観賞環境の大事さを認識しました。
　

　（２０２２年　１１月２５日　横浜ブルク１３にて）

（作品データ）

　■監督・脚本・原作

新海誠

　■出演

岩戸鈴芽　・・・　原菜乃華

宗像草太　・・・　松村北斗

（その他のキャスト）
　深津絵里　　松本白鸚　　染谷将太　　伊藤沙莉　　花瀬琴音　　花澤香菜　　神木隆之介

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行ってきます。

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