ラストベガス
これは、マイケル・ダグラス、ロバート・デ・ニーロ、モーガン・フリーマン、ケヴィン・クラインと言うベテラン名優４人の共演によるコメディ。
６５歳にて初めて結婚する旧友のためにラスベガスで行うバチェラー・パーティを巡る騒動を描きます。
ビリー、パディ、アーチー、サムの４人と、４人のマドンナである紅一点のソフィーはブルックリンでいつも一緒に遊び育った幼馴染だった。
大学に進むためにバラバラになった５人だが、長年独身生活を続けて来たビリーが、６５歳にして若い恋人と婚約。
ビリーは、旧友を呼び出しラスベガスでバチェラー・パーティを開くこうとするのだが、パディは妻となったソフィーの葬儀にビリーが参列しなかったことを今も根に持っていて……
この映画、まずは、６５歳にして３０歳以上若い女と結婚しよう、と言う男をマイケル・ダグラスが演じているのに、さすがに説得力アリ。
（ただ、当初、ビリー役にオファーされていたのはジャック・ニコルソンだったそうですが）
あとは、マイケル・ダグラスに貫録負けしない役者を揃えれば、それだけで映画として成立するのは判るのですが……それにしても、よくもまぁ、このキャストを揃えたもの。
（ちなみに、ヒロインのメアリー・スティーンバージェンもアカデミー賞女優ですからね）
そんな豪華キャストで、こんなラブコメ（って、ほんとにラブコメなんです、コレ）を撮ってしまうのだから、ハリウッドのコメディ映画と言うのは油断なりません。
しかも、こうした名優たちに、お互いをプールに突き落とし合うと言うお笑い番組レベルのギャグをやらせてしまうのですから……
しかし、そこはさすがの名優。ただはしゃぎ回るだけでなく、伊達に歳は取っていないんだ、と言う貫録と、少年の心のままのようなウィットとユーモア、そして熱い友情をしっかり見せる。
更に、親子の情愛や、夫婦の信頼関係など、ぐっと来る見せ場もあって、４人それぞれの恰好よさを見せてくれるのもいい。
映画館には熟年カップル（夫婦）の姿が多く、高齢・病気ネタのギャグには大ウケしていました。
そんな歳になっても楽しめる大人のラブコメ。やはり、ハリウッド侮り難し、と言う感じです。
（２０１４年 ５月２４日 横浜ブルク１３にて）
（作品データ）
■監督
■出演
ビリー・ギャルソン ・・・ マイケル・ダグラス
パトリック “パディ” ・コナーズ ・・・ ロバート・デ・ニーロ
アーチボルト “アーチー”・クレイトン ・・・ モーガン・フリーマン
サム・ハリス ・・・ ケヴィン・クライン
ダイアナ・ボイル ・・・ メアリー・スティーンバージェン
（その他のキャスト）
ジェリー・フェレーラ ロマニー・マルコ ロジャー・バート ジョアンナ・グリーソン マイケル・イーリー
ブレ・ブレア ステファン・ゴーディ カーティス “５０セント”・ジャクソン
■コピー
超豪華！ アカデミー賞受賞のレジェンド４人が、夢の初共演!!
■Ｌｉｎｋ
［戻る］