劇場版
魔法少女 まどか☆マギカ
[新編]叛逆の物語
これは、ダークな世界観と謎の多い設定で、“ポスト・エヴァンゲリオン”との評もあったテレビアニメ「魔法少女まどか☆マギカ」の映画版・第３作目。
テレビシリーズをベースにしていた前２作とは異なり、完全新作となった［新編]とのことで・・・しかも、本作はアカデミー賞長編アニメーション部門に日本を代表して選ばれたうちの１本となった事もあり、漸く観ることにしました。
中学生の鹿目まどかには秘密があった。
先輩の巴マミら４人で、毎晩、魔法少女に変身。悪夢から街を護る為に戦っていた。
そんなある日、まどかのクラスに暁美ほむらと言う少女が転校して来た。
彼女もまた魔法少女だったのだが、やがて、ほむらは街の異常に気づき始め・・・
実は、この作品は、テレビシリーズ・前２作の劇場版とも未見。しかも、全く予備知識なしで、これを観ました。
その為、この作品の本来の価値は十分に判っていない状態での感想になります。
そんな状態ですが、これはなかなか楽しめました。
特に、ほむらが街の異常に気づいてからの展開は、「うる星やつら２ ビューティフルドリーマー」のよう。
あの、見慣れた世界が変容していく感覚を３０年ぶりに味わう事になるとは・・・
また、正に悪夢を描き出したと言える映像には圧倒されましたし、ほむらとマミの魔法バトルも見応えがありました。
これは確かに凄い。
恐らく、その価値を理解するには、少なくとも劇場版前２作を観る事が必要と思われるため、本作が「風立ちぬ」と「ももへの手紙」を押しのけて日本代表になれるかどうかは難しいように思いますが、なるほど、これは今年度の日本アニメ屈指の１本である、と言う事には納得をしました。
前２作を観ていない事もあり、謎の多い物語を理解出来なかったもどかしさもありますが・・・これは下手に追いかけるとはまってしまいそうな予感があって、ちょっと怖い・・・
（２０１４年 １月 ５日 横浜ブルク１３にて）
（作品データ）
■監督
宮本幸裕
■出演
鹿目まどか ・・・ 悠木碧
暁美ほむら ・・・ 斎藤千和
巴マミ ・・・ 水橋かおり
（その他のキャスト）
喜多村英梨 野中藍 加藤英美里 阿澄佳奈
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やっと逢えたね
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