「ドクター・ドリトル２」

　今日も、例によって休日出勤。
　その後、いつものように映画館・・・で、「ドクター・ドリトル２」を観る事にし、マイカル本牧へ。
　（英語版で観られる時間帯はここしかなかった）

　これは、動物の言葉が判る医師、ドリトル先生をエディ・マーフィーが演じるコメディ映画の第二弾。
　前作は突然、動物の言葉が判るようになってしまったドリトル先生を巡るドタバタコメディだったのだけど、今回は、キャラクターも定まって、映画に落ち着きが生まれています。

　ある日、森の動物たちから、伐採業者により森が裸にされてしまう、と言う訴えを受けたドリトル先生は、一計を案じる。
　その森に住む、絶滅危惧種の熊が繁殖している事が確認されれば森は保護区となり、伐採を制限出来るのだ。
　森の熊は雌１頭、そこでお婿さんを探したのだが、その熊はサーカスで飼われていて野生を知らない。
　ドリトル先生は、こんな雄熊を野生に返し、ペアリングを成功させるべく、家族ぐるみで森にこもって特訓を続けるのだが・・・

　１時間半に満たない、最近では短い部類に入る映画ですが、頭っから最後までギャグが満載。
　ドタバタから、ニヤリとさせるジョーク、それに様々な映画のコメディ、とバラエティも色とりどりです。
　しかも、ドリトル先生のペットの犬を狂言回しにし、しかも、先生と娘の失われかけた絆の回復、と言うファミリードラマを仕込む、と言う構成で、本当に、頭っから最後までギッチギチに詰め込まれた映画です。
　その分、消化不良の部分もあるけれど、まぁ、それはあまり気にならない。
　気楽なコメディだし、ひょっとしたら次回作への伏線、と言う事も考えられますからね。

　見所はドリトル先生と、様々な動物たちとの軽妙な掛け合い。
　今回の最大の見物は熊との共演なんだけど、よくもまぁ、こんなに芸達者な熊がいるものですねぇ。
　その他にも、動物の使い方は本当に上手いです。
　本当に台詞を喋っているかのような芝居（勿論、ＣＧで修正はかけられているのでしょうが）には感心します。
　（特に、先生がイタチに向かって「イタチ野郎」と言うと「そうとも」と、ニヤリと笑う、これが本当にイタチが笑っているとしか思えないんだもの　　なぁ）

　また、エディ・マーフィーと言えば「マシンガン・トーク」の元祖であったけど、最近では輪をかけて元気なクリス・タッカーが出て来たりして、ちょっと部が悪い。
　しかし、さすがにキャリアを重ねただけに、芝居に厚みが出て、軽いギャグから重いシリアスなシーンまでなんでもござれの役者ぶりには改めて感心。
　これで、本作のように、下品なギャグを控えれば、もっと売れる俳優だと思うんですが・・・(^^;

　ドリトル先生の家族である、妻と２人の娘はみーんな美人。
　下の娘の眼鏡っ子もかわいかったけど、びっくりしたのは、今回、重要な役柄をつとめる上の娘の巨乳ぶり！
　いやぁ、さすがに成長がいいねぇ。(^^)

　いや、ほんと、見所満載、ギャグ満載。
　エディ・マーフィーは最近、例の下品なギャグ（「ナッティ・プロフェッサー２」とか）が嫌われてか、主演映画が公開される事が少なくなっているのだけど、これは久々のヒット作。
　家族みんなで楽しめる良質の映画だと思います。

　（８月４日　マイカル松竹シネマズ本牧にて）

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