Ｂｌａｃｋ＆Ｗｈｉｔｅ
ブラック＆ホワイト
これは、ＣＩＡエージェントを主役（？）にした異色のラブコメ。
エージェントを演じるのは、クリス・パインとトム・ハーディと言う若手注目株、ヒロインは“ラブコメの女王”、リース・ウィザースプーン。
ＣＩＡの腕利きエージェント、ＦＤＲとタックは固い絆と信頼で結ばれた親友同士。
香港での工作でターゲットを逃亡させた問題で内勤を命じられた２人は、緊張感も緩み暇を持て余し気味。
そんな中、最近離婚したタックは、出会い系サイトを通じてローレンと言う女性と出会い、いい仲に。
ところが、偶然ローレンと出会ったＦＤＲも、彼女に夢中になってしまい・・・
この映画、何と言っても見所は、２人のエージェントの恋愛模様。
恋に落ちれば、相手の事を何でも知りたがるものですが、何せＣＩＡだけに、身辺調査はお手の物。
更に、恋敵が出現。それが、事もあろうに勝手知ったる同僚なのですから、お互いの足の引っ張り合いは、もうエスカレートするばかり。無人偵察機まで持ち出す展開は、正に爆笑ものです。
しかも、これ、ラブコメとしてもよく出来ていて、男からの一方的な視点に立つことなく、女性からの視点も交え、更に、流行の（？）ブロマンスまで絡めて、３人の間の恋愛模様、人間関係を巧妙に描いて行くのも心憎いばかり。
更に、アクションの方もなかなか本格、見応えがあります。
なかなかよく出来た映画ではありますが・・・気になったのは、実はリース・ウィザースプーン。
さすがの“ラブコメの女王”も、既に３５を過ぎ、そろそろ「ラブコメ」を演じるには厳しいものがあるような・・・
（２０１２年 ４月１８日）
（作品データ）
■監督
マックジー
■出演
ＦＤＲ ・・・ クリス・パイン
タック ・・・ トム・ハーディ
ローレン・スコット ・・・ リース・ウィザースプーン
（その他のキャスト）
ティル・シュヴァイガー チェルシー・ハンドラー アビゲイル・スペンサー ジョン・ポール・ルタン
アンジェラ・バセット ローズマリー・ハリス
■コピー
史上最大の“職権乱用”
■Ｌｉｎｋ
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