グリーン
ホーネット
これは、２人組覆面ヒーローの活躍を描く娯楽作。
元はラジオドラマだったそうで、６０年代に作られたＴＶドラマ版では、ブレイク前のブルース・リーが出演していた事でも知られています。
ロサンゼルスの大手新聞社デイリー・センチネル社長の息子、ブリッド。
母親を幼くして亡くし、放置気味に育ったブリッドは、我侭放題に育ち、放蕩三昧の日々を送っていた。
ある日、父がハチに刺されて急死、社長の座を継ぐことになったブリッドだが、新聞そのものをろくに読んだことがないブリッドに会社の経営など出来る訳もない。
居場所もなく、目標もないまま、父のお抱え運転手にして天才メカニックのカトーと出会ったブリットは・・・
何の能力もないのにヒーロー気取りの主人公。
（まぁ、でも金は出しているか）
正に人間アーミーナイフな万能選手の助手。
そんな不安定で危うい２人の関係が、善vs悪の単調なスーパーヒーロー映画にはない面白さを出してはいるのだけど・・・どうにも、ボンボンの悪ふざけの感が拭えなかった、と言うのが正直な印象。
（もっとも、これでブリッドが本当にヒーローになってしまうと、まるで「バットマン」なんですけどね、この設定は）
まぁ、この１作目は、コンビ結成までのゴタゴタが主、ヒーロー稼業は２作目以降に期待、と言うことなのかもしれませんが・・・
また、美人秘書役のキャメロン・ディアスはちょっと老け過ぎ。
この役は、もう１０歳は若い女優でないと成立しないのでは・・・？
ジェイ・チョウが２作目以降も出演するのか？って言う部分も含め、このシリーズの２作目は難しそうだなぁ・・・
（月日 にて）
（作品データ）
■監督
ミシェル・ゴンドリー
■出演
ブリッド・リード ・・・ セス・ローゲン
カトー ・・・ ジェイ・チョウ
レノア・ケース ・・・ キャメロン・ディアス
（その他のキャスト）
クリストフ・ヴァルツ エドワード・ジェイムズ・オルモス デヴィッド・ハーバー トム・ウィルキンソン
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俺たちが、悪を制す！
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