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これは、トム・クルーズ＆キャメロン・ディアスと言うハリウッドの人気者を揃えた娯楽作。
アクション映画の雄、トム・クルーズに、ラブコメには定評のあるキャメロン・ディアスのコンビで、アクションとロマンスの融合を図ろうと言う狙いでしょうか？
平凡な日々を過ごしているジューン。
妹の結婚式のため、ウィチタからボストンへ向かう飛行機に乗ろうとした彼女は、空港で見知らぬハンサムな男と２度もぶつかってしまう。
そして、ロイという名の彼と偶然にも同じ便に乗り合わせた彼女は、思わず胸をときめかせるが・・・
これはいただけないなぁ・・・
アクション映画の醍醐味のひとつがピンチからの脱出ですが、この映画、ピンチになるとヒロインが意識不明になり、気が付くとピンチを脱出している、と言う描写が多過ぎます。
観ている側としては手に汗握り、さぁ、ヒーローたるもの、この難局をどう乗り越えるのか、と身構えた所で、場面変わって無事脱出している、では肩透かしされるのもいい所。
確かに、ジェームズ・マンゴールド監督はアクションを得意とする訳ではありませんが、この場面転換だけはどうにかして欲しかったものです。
トム・クルーズとキャメロン・ディアスは、それぞれに得意分野を活かし、アクションに、コメディに危なげのない芝居を見せますが・・・それにしても、トム・クルーズ、４９歳、キャメロン・ディアス、３８歳。
この話をやるには、歳をとり過ぎているのではないでしょうか？
これはせめて、それぞれあと１０歳は若い役者でないと・・・
また、これまで、割と重厚なドラマを見せていたマンゴールド監督にしては、軽く仕上げた作品ですが、その分、ドラマも軽く、観終わった後に何も残らない印象。
確かに、娯楽作としてはそれでいいのでしょうが、このキャストにこの監督、もっとやりようがあったのでは、と思ってしまいました。
（月日 にて）
（作品データ）
■監督
■出演
ロイ・ミラー ・・・ トム・クルーズ
ジューン・ヘイヴンス ・・・ キャメロン・ディアス
（その他のキャスト）
ピーター・サースガード ジョルディ・モリャ ヴィオラ・デイヴィス ポール・ダノ ファルク・ヘンシャル
マーク・ブルカス レニー・ロフティン マギー・グレイス
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ワイルドな誘惑。スイートな衝撃。
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