ＤＲＡＧＯＮＢＡＬＬ
ＥＶＯＬＵＴＩＯＮ
別次元の「ドラゴンボール」を目撃せよ。
これは、鳥山明の大ヒットコミックス「ドラゴンボール」を実写映画化したもの。
１８歳の誕生日を迎えた少年、悟空は、養父・悟飯からドラゴンボールを授かる。
７つ存在する、と言うそれは、全て集めると願いがひとつだけ叶うと言う。
しかし、その夜、悟空が外出中に自宅が襲われ、重傷を負った悟飯は、老師・亀仙人を探して修行を積むようにと言い残し、息絶えてしまう・・・
はらは、原作の「ドラゴンボール」は殆ど読んだ事がなく、作品世界に触れるのはこれがほぼ初めて。
そうして予備知識を持たず、映画単体で見ると、これはこれで悪くはないかな、と言う出来。
アクションは楽しめるし、ＳＦＸの部分もまずまず。
お色気とバイオレンスは控えめですが、まぁ、そこは少年マンガ原作で、観客層を考えれば、そんなものでしょう。
ただ、この映画、「これだ！」と言う部分がないのが問題ではないでしょうか。
秘められた資質を持つ青年がいて、養なってくれた義理の親を殺されて旅立ち、仲間が出来て、師に出会い、力をつけて強敵を倒す・・・これって「スターウォーズ」そのままであり、よくあるファンタジー映画の展開そのままなんです。
確かに、出来は、そう悪くはない。
ただ、「悪くはない」のが、不世出の傑作「ドラゴンボール」の映画化である事が惜しいし、勿体無く感じられました。
（３月２３日 ＴＯＨＯシネマズ海老名にて）
（作品データ）
■監督
ジェイムズ・ウォン
■出演
孫悟空 ・・・ ジャスティン・チャットウィン
亀仙人 ・・・ チョウ・ユンファ
（その他のキャスト）
エミー・ロッサム ジェイムズ・マースターズ ジェイミー・チャン
ジューン・パーク 田村英里子 関めぐみ ランダル・ダク・キム
■コピー
伝説は、現実のものとなる。
■Ｌｉｎｋ
［戻る］