「相続人」

　「ザ・ファーム／法律事務所」で知られるジョン・グリシャムの原作を、ロバート・アルトマン監督で映画化。
　「これは法廷劇なのかな？」と期待して観に行きました。

　出演者もなかなか豪勢ですね。
　主演はケネス・ブラナー（「ﾊﾑﾚｯﾄ」）、他にエンベス・デイビッツ（「ｼﾝﾄﾞﾗｰのﾘｽﾄ」）、ダリル・ハンナ（「ｽﾌﾟﾗｯｼｭ」）、ベテランのロバート・デュバル（「ﾃﾞｨｰﾌﾟｲﾝﾊﾟｸﾄ」の老船長ね）など。

　さて、ジョン・グリシャム原作、そして「相続人」と言うタイトルから、遺産相続にまつわる法廷劇を期待していたのですが、それはあっさり裏切られ、内容はサスペンス仕立てのミステリーでした。
　まぁ、なかなか面白かったけど、期待していた面白さとはちょっと違ったかな。
　主人公が弁護士なだけに、派手なアクションがある訳でもなく、サスペンスとしても盛り上げがイマイチ、ミステリーとしてはネタが浅くて、正直な所、もう一ひねり欲しくなってしまいます。

　ちなみに、「相続人」と言う邦題は結構ネタバレ。
　原題の「THE GINGERBRED MAN」の方がよかったように思います。
　（ま・・・「生姜パン人形」って言っても何が何やらなんですが(^^;)

　（１０月１８日　マイカル本牧シネマズにて）

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