用語集

【あ】 　
　入れ乳 　豊胸手術をした乳房のこと。シリコンや塩水パックなどの“詰め物”を入れていることからこのように言うことがある。
　インディーズメーカー 　インディーズメーカーとはビデ倫に加盟せず、過激な内容の企画AVを制作するメーカーの事で、作品をレンタルビデオ店に置く事ができず、ソフト販売（セルビデオ）が主体。
　もっとも、近年では、インディーズメーカーもビデ倫審査を受けたレンタル版をリリースする事が増えて来ている。
　
　裏本 　主に男女の性交写真を無修正で掲載する写真集のことを示す。
　類似するものに「ビニ本（ビニール本）」があるが、「ビニ本」が規制ギリギリＯＫを狙うのに対し、全くの非合法であり、表立って流通ルートに乗る商品でないことから、「裏本」と呼ばれる。
　ただし、アダルトビデオ、特に海外向けの無修正版がインターネット視聴可能な現在においては存在価値を消失し、２００７年以降、新刊発行はされていないものと思われる。
　 
　お菓子系 　お菓子系はアイドルグラビアの一ジャンルで、おおむねブルセラ系（ブルマやセーラー服など、女子学生衣服着用）の趣向を持ったものを指す。
　ブルセラが社会現象となっていた１９９０年代前半は単にブルセラグラビアと呼ばれていたが、１９９０年代後半に、「クリーム」、「ホイップ」、「ワッフル」、「ラッキークレープ」、「ジューシープレス」など、菓子名を誌名に使用する雑誌が相次いで創刊されたことから、このジャンルを総称して「お菓子系」と呼ぶ事が一般化した。
　これらの雑誌は「お菓子系雑誌」と呼ばれ、お菓子系雑誌に登場するグラビアアイドルのことを、「お菓子系アイドル」と呼称する。
　
【か】 　
　カップサイズ 　ブラジャーのサイズを示すもので、アンダーバスト（乳房の下側の胸郭の外周寸法）とトップバスト（乳房の頂点を通る外周寸法）を差で、アルファベットで示される。あくまで差分であり、カップサイズ＝バストではない。
　（ちなみに、カップサイズのアルファベットの後にアンダーバスト数値が併記される場合があり、その合計でバストサイズが算出出来る）
　ＪＩＳ規格によると、アンダーバストとトップバストの差が１０cmをＡとし、２．５cm刻みでアルファベットを割り当てる。
　（Ａカップが１０cmなので、Ｄカップは１７．５cm、Ｇカップは２５cmとなる）
　ちなみに、日本で市販されている最大のカップサイズはＪカップである。
　カラミ 　「絡み」の意味で、元々はＴＶ・映画などの映像製作の現場で、「２人以上の出演者が同時に画面に入って会話などのやりとりをする」こと。
　ＡＶの場合も概ね同意だが、「男女が絡み合う」の意味で、性行為そのものを示す場合も多い。
　顔面シャワー 　女優の顔面に射精すること。
　（顔面射精の意味で、「顔射」と言われる場合も見られる）
　ＡＶの場合、男優が絶頂に達した事を証明する為に、射精を画面に見せる演出が求められる事がある。
　当初は、射精済みコンドームを示したり、女優の腹部などに射精して精液を見せていたが、８０年代中盤、女優の顔面に射精すると言う演出が登場（一般的には、ダイヤモンド映像の村西とおるが“発明”したとされている）し、これを「顔面シャワー」と称するようになった。
　企画女優 　ＡＶメーカーとの専属契約がなく、作品ごとに出演を決める女優を企画女優と言う。
　企画女優は、名前でアピールする事が出来ず、場合によっては作品に名前すら出ない。ユーザーにアピールするのは、作品の企画（内容）である事から、このように呼ばれる。
　
　キカタン 　企画女優の中でも単体女優並みに人気が出て、オファーが殺到し多数の作品に（全く無制限で）出演する場合がある。
　この様な女優をキカタン（企画単体女優の略）と呼ぶ。
　
　疑似 （１）本物によく似ていて紛らわしいこと。
（２）そっくり真似をすること。
　　 ＡＶにおいては、本番（実際に性行為を行うこと）に対し、実際に挿入せず、性交を演じる事を言う。
　　 尚、ＡＶはドキュメンタリーではなく、必ずしも実際に性行為を見せる必要はないため、疑似行為でも、内容を偽装している、と問題視されることはない。
　巨乳  　大きなサイズの乳房の俗称である。
　「巨乳」と言う用語は、’８０年代後半頃から使われ始め、松坂季実子に対する形容として一般化した。
　それまでは「ボイン」、「デカパイ」などと言われていた。

　巨乳は俗語であり、明確な定義はない。 
　かつてはＤカップ以上であれば巨乳と言われたが、、現在では概ねＦカップ以上のサイズを示すことが多い。
　
【さ】 　
　セルビデオ 　販売用ビデオ。その多くは、インディーズメーカーのもので、ビデ倫の認可を受けていない為、レンタルビデオ店に並べる事が出来ない。
　
　女子校生 　奇妙なＡＶ用語。女子高校生の意味で、通常は「女子高生」と省略されるが、ＡＶではこのように表記しないとビデ倫審査を通過しない。
　
【た】 　
　単体女優 　AVメーカー（制作会社）の「面接」に合格し、所属事務所がＡＶメーカーと専属契約を結び、契約メーカーの作品にしか出演しない女優を単体女優と呼ぶ。
　ちなみに、単体女優は、全ＡＶ女優の５％程度に止まり、ＡＶ女優はその殆どが企画女優である。
　
　着エロ 　着衣のエロチックソフトの略で、「着メロ」のもじり。
　ヌードではなく、何らかの衣装を着衣しているものを指すが、過激なものは、セミヌード以上の露出度があり、フルヌードと大差ない場合がある。
　
【な】 　
　中出し 　膣内射精のこと。
　本来、性行為としては、膣内射精が当然だが、ＡＶの場合、男優が絶頂に達した事を証明する為に、射精を画面に見せる演出が求められる事がある。
　特に、村西とおるが“発明”した「顔面シャワー」登場後は、女優の顔面に射精するのは当然のようになっていた。
　（ＡＶで性行為を覚えた男性が射精は顔にするもの、と間違って覚えてしまったと言う笑い話も出来た）
　そうした状況で、性行為本来の膣内射精は、「中出し」と但し書きをつけられるようになっている。
　
　コンドームを装着しないで、女優の膣内に直接射精する事を更に「生中出し」と称する。
　ただし、大手作品の多くでは、衛生面への配慮から性行為はコンドームを装着して行うのが殆どであり、女優の膣内から流れる精液も、ローションにヨーグルトなどを混ぜた人造物である事も多い。
　
【は】 　
　パイズリ  　乳房でペニスを刺激する性行為のことを言う。
　左右の乳房の間に挟むのが一般だが、巨乳の持ち主でないと行えないので、挟み込まず、乳房や乳頭を擦りつけるようにして刺激する場合もある。

　古くは「紅葉合わせ」と呼ばれており、これに「パイズリ」と言う名称を与えたのはタレントの山田邦子だと言う。
　
　パイパン  　陰部に陰毛のない状態を示す。
　語源は、マージャン牌の「白板（ぱいぱん）」である。
　剃毛、脱毛処理により無毛状態にすることも多い（際どい水着やレオタードからの陰毛のはみ出しを嫌うグラビアアイドルに多い）が、生来無毛の場合を「天然パイパン」と称する。
　 
　ビデ倫 　倫理審査団体、「日本ビデオ倫理協会」のこと。所属する会員であるビデオ製作会社の作品が、倫理を逸脱していないかを監視している。
　（ただし、法的根拠はなく、審査をパスしていれば摘発されないと言う保証はない）
　基本的に、ビデオ倫理協会の審査を受けてパスしないと、レンタルビデオ店に並べる事は出来ない。
　また、倫理審査団体は、倫理審査の他、海賊版製作者に対する警告・告発も行っている。

　現在、倫理審査団体は細分化（コンピューターソフトは、「コンピューターソフトウェア倫理機構」、映像配信ソフトは「コンテンツ・ソフト共同組合メディア倫理委員会」など）しており、日本ビデオ倫理協会は、事実上の使命を終え、消滅している。
　
　ビニ本 　ビニールで包装し、店頭では内容が見られないようにされたポルノ写真集。「ビニール本」の略称。
　裏本に対し、薄物のベールを被せて撮影したり、薄い修正を施すなど、ぎりぎり規制ＯＫを狙ったもので、非合法の裏本のような後ろめたさがないことから、８０年代前半には一時的なブームになった。
　しかし、アダルトビデオの普及と、裏本の普及に挟まれる形ですぐに下火になり、消滅した。
　
　ぶっかけ （１）　うどんを使った倉敷の郷土料理。茹で上げたうどんに具材や薬味を乗せ、少量のだし汁をかけたもの。
（２）　女優に精液を大量にかけること。基本的に集団で行われる。
　　 　男性側は事実上の自慰であり、性行為と言うよりは、女性を汚したいと言うフェティシズムの一種であると考えられる。
　　 　Ｗａａｐの「ドリームシャワー」シリーズで一般化した。
　
　プランパー 　英語綴りはPlumper。
　直訳すると“丸々と太った”となるが、「デブ」と言うような否定的なニュアンスではなく、「豊満な」と表現されるような肯定的な表現で用いられる。
　
　ブルセラ 　ブルセラとは、９０年代まで女子学生用体育授業用として採用されていた「ブルマー」の「ブル」と、女子学生用制服（標準服）として、かつては主流だった「セーラー服」の「セーラー」を単純に合成した言葉であり、こうした女子学生の着用する衣服全般を示す。
　ちなみに、９０年代、ブルマーに性的な意味合いを持たせたり、またそれ故に、女子中高生が着用していた衣服類を愛好家に売って不労利益を上げると言う事が社会的に問題となった事が、学校機関においてブルマーが使われなくなった要因のひとつとされている。
　
  本番 　ＡＶにおいては、「実際に性行為をしている（＝女性器に男性器を挿入している）」事を示す。
　（実際に性行為を行っていない場合、「疑似（性交）」と称する）
　ピンク映画（成人映画）では、俳優は前張りをつけ、実際には性行為はせず、性交を演じる事が殆どだが、ＡＶにおいては、俳優の演技力などの問題により、初期段階より性行為を見せる事が一般化した。
　一時、ＡＶ女優のタレント化により、女優側の制約条件から疑似性交するケースが増加したが、近年では、タレント化したＡＶ女優であっても、本番してみせる事は当たり前になっている。
　
【ま】 　
　マグロ （１）　スズキ目サバ科の外洋性大型魚類。重要な食用魚であり、特に寿司ネタとしては欠かせない。
（２）　絡み（性交時）に、受け身で積極的に動かない女優を指す言葉。
　　　 感じている素振りも見せない場合には「冷凍マグロ」と称する。
　
【や】 　
【ら】 　
　ロリータ 　幼い少女のこと。あるいは幼さを想像させるような要素のこと。略称ロリ。
　ＡＶにおいては出演者は当然１８歳以上のため、必然的に後者の意味合いとなる。
　由来はウラジーミル・ナボコフ作の小説「ロリータ（Lolita）」に登場する美少女ドロレス（愛称ロリータ）から。

　尚、ロリータが処女である必然性はない。それは小説「ロリータ」を読めば判る。
【わ】 　
【アルファベット】 　
　ＮＧ 　ＡＶ女優がＡＶ製作会社との間で交わす「これは出来ません」と言う事項。
　勿論、製作会社にしてみればＮＧの少ない方が使い易いのだが、ＡＶ事務所としても女優を守る為に条件をつけるのが普通。
　勿論、人気女優ほどＮＧは多く出来るし、不人気の企画女優ともなればＮＧ事項をつける余裕がないのが現実。
　かつてはタレント性が高ければ本番ＮＧどころか、キスＮＧと言う条件もあったが、最近は人気女優でも本番ＮＧと言う例は少ない。
　現在の３大ＮＧ項目は「アナルＳＥＸ、スカトロ、ＳＭ」で、これを通称、「三大ＮＧ」などと称する。
【数字】 　

　

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