日の丸あげて

　新谷かおる、１年ぶりの新作マンガ「日の丸あげて」が、遂に単行本化されました。

　これ、新谷かおるの久々の飛行機もので、しかも、エアレースをやる、と言うので期待していたものです。

　以前、新谷かおる氏が、「ＡＧ」誌のインタビューで、
　「そろそろ、飛行機ものをやりたい。
　　エアレースを舞台に、旧型機の「エリア８８」みたいのを考えているんですよ」
　と答えていた（ちなみに’９１年のことです）、遂にそれが実現したのです。

　さて。
　舞台はアメリカ。
　当然、エアレースと言えば、リノで開催されるナショナルチャンピオンシップのアンリミテッドクラスのレースをマンガ化するのか、と思えば、ちょっと違う。
　物語は、アンリミテッドクラスのレースから入るのですが、物語は、それから「Ｖ１」と言う架空のエアレース・カテゴリに移って行きます。
　
　「Ｖ１」とは完全勝利のエアレースです。
　そのルールは、自動車のラリー競技に似ていて、決められた時間内にチェックポイントを通過してゴールする。
　途中、いくつかのスペシャルステージがあって、そこで空中戦を行い、そのポイントがタイムに加算されて勝敗が決する・・・って、おい。(^^;

　・・・そう言う物語、以前に書いたよな。(^^;

　しかも、主人公の名前は巫女神日の丸と言う、人を食ったもの(^^;なのですが、その主人公に空戦を教えるベテランパイロットが、天馬翔。(^_^;)
　（尚、天馬翔は、「腕はいいが、ムラっ気が欠点でね」だって(^^;）

　まぁ、確かに、ありきたりの設定だなぁ、とは思ったけど、それが、まんま商業誌で展開されるものになるとは思わなかったな。(^^;

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