飛燕独立戦闘隊

　松本良男／幾瀬勝彬による「秘めたる空戦」を、戦記マンガでは定評のある滝沢聖峰がマンガ化。
　これは、模型雑誌「モデルグラフィックス」誌に連載されていました。

　これは・・・面白い。(*^^*)
　原作の方は、いささか理屈が走り過ぎ、素人には判りづらい面もあったのですが、絵にすることで、それを解決、しかも細部に拘る滝沢氏の絵は、原作の感じと合っていて、非常にいい感じなんですよねぇ・・・
　また、　実際の空戦には「絵にならない」シーンも多い訳で、それを「マンガ」にさせず、リアルで、かつ、判りやすく描く辺り、滝沢氏の力量を感じました。

　連載の都合上、一部エピソードを整理、アレ？と思う箇所もままありますが、原作と読み比べなければ気になるものでもないでしょう。

　原作の「秘めたる空戦」と合わせ、お勧めの１冊です。(^^)v

　そう言えば「秘めたる空戦」を発掘し、滝沢聖峰に紹介したのは、あの宮崎駿なんですねぇ。
　意外と言えば意外。
　言われてみれば、ああそうかってな部分もありますけどね。

　うーむ、スタジオジブリ製作・宮崎駿監督で、「おもいでぽろぽろ」か「火垂るの墓」並のリアルタッチで描いた、劇場版、「飛燕独立戦闘隊」が観てみたいものだ。

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