機動警察パトレイバー

　この作品を初めて知ったのは、新作ビデオの予告編でしたが、その時は、どうもパロディ色が強く感じられて、いい印象を受けなかったことを覚えています。
　（「トップをねらえ！」路線に思えたんです。タイトルからして「ガンダム」のパロか、と感じましたし）

　で、コミック版も、当初は、ゆうきまさみ作、と言うことでちょっとヒいてました。
　（ゆうきまさみは、「ＯＵＴ」の頃から読んでいたのですが、だから尚更パロディ色を強く感じていました）
　が、読んでみたら、成る程、おもしろい。
　シリアスとギャグのバランスが絶妙で、しかも、パロディだって、ひねりがひとひねりもふたひねりも効いて、結構コタえるものです。
　（初期パートのサブタイトル「あっ　カルいひとびと（ライトスタッフ）」には思いっ切り笑わせて貰いました(*^_^*)）

　物語が進行するにつれ、遊びの部分が減ってしまったのは、ある意味残念な部分もありましたが、少年誌でやると言うより、青年誌の方が相応しいようなハードな展開になって行った終盤の展開は、それはそれで見事なものでありました。
　これで、私、ゆうきまさみを見直しましたね。

　しかし、「イングラム」は昨年辺りに正式採用されていなくてはいけない筈だが。(^^;

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