「パンダコパンダ」

　今日、出掛けた際にレコード店の店先で、「パンダコパンダ」のＤＶＤを見つけ、思わず購入してしまいました。
　（ビデオは以前から発売されていたんだけど、全然見かけなかった(^^;）

　この作品、以前、映画館で観て（’７２年公開だから、もう３０年も前だ）、無茶苦茶面白かったと言う記憶だけが残っていまして・・・いつか再見したいと思っていたのが、漸く適いました。

　小学生のミミ子は、竹藪の奥の一軒家に一人住まい。ある日、そこにパンダの親子がやって来て・・・と、そこから始まるドタバタ劇。
　監督（演出）は高畑勲、脚本と場面設定が宮崎駿、作画が大塚康夫と小田部洋一という無敵のゴールデントリオ（「ハイジ」や「ルパン」と同じですね）が生み出す完成度はさすが。
　物語の方は、これは「トトロ」の原点というような感じで、ミミ子の日常を丁寧に描き、ドラマとしては誰かがいなくなる、と言う程度のもの。
　ＤＶＤの映像は、非常にクリアで、３０年前の作品と言う事を感じさせないものでしたが・・・面白さの方は「アレ？こんなもんだったっけ？」と言うような感じ。
　昔、観た時には、ノンストップのドタバタアクションと思っていたのですが・・・今、観ると、非常にゆったりとしたテンポのもの。
　まぁ、３０年前の作品、と言う事と・・・やっぱり、子供と大人では面白さの感じ方が違うんでしょうかねぇ・・・

　でも、２本組の２本目を観ている辺りから、このテンポが身体に馴染んで来て、最後の方はニコニコしながら観ていましたから、やっぱ、面白いものは時代を越えるんだなぁ、と実感しました。

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