メタルクリーンαについて

　エンジンオーバーホール時に取り外したピストン、これを綺麗にして部屋に飾っておこうかな、と思いつき、こびりついたカーボンと油汚れを落とすのにどうしたらいいかな、と、考えました。

　まず、強力洗剤である、トイレ用のサンポールを試したのですが、これは殆ど希塩酸だけに、ピストンのアルミ材まで溶かしてしまい、失敗。
　これはやはり、専用のものを使うしかない、と言う事で、工具店「アストロ・プロダクツ」に行き、新合成洗油、「メタルクリーンα」を購入。（１箱・￥１３００）
　これは、サンエスエンジニアリングが発売している、合成洗油。
　洗油と言っても、砂糖のような粉末で、これを水に溶かして使用します。
　まぁ、洗油と言うよりか、洗剤ですね。
　（成分は、非イオン系界面活性剤・・・ほんとに洗剤です）
　１箱・６００ｇで２０リットルの洗油が作れる、と、なかなか経済的。
　薄く水に溶かせば、クルマの外装やエンジンルームの洗浄、油汚れの作業着なども洗える、とのこと。　

さっそく、ピストンで試してみます。 　メタルクリーンαは、お湯で溶かすと最高の洗浄力を発揮する、と言う事なので、お湯に溶かして洗浄液を作り、そこにピストンを漬け込みます。 　メタルクリーンα溶液は、変な臭いもないし、手についてもかゆくなったり、チクチクしたりもしません。 　（この辺りは個人差があるでしょうが・・・） 　その為、室内でも安心して洗浄作業が出来ます。
漬け込む事、約３０分。 　ピストン側面を見てください。 　カーボンと油汚れが落ち、白いアルミの地肌が見えています。 　ただ、１６．５万kmかけてこびりついたピストンヘッドのカーボンまではさすがに漬け込み洗いだけでは落ちませんでしたが、その後、ボンスターで擦り、再度漬け込む、と言う行程を繰り返す事で殆ど落とす事が出来ました。

　なるほど、これは確かに便利。
　はらは、あまり使い道がないのだけど、エンジン内部部品など、油汚れした部品を洗浄するのに、なかなか便利なものですね。

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